フトアゴ 計画始動
えー、私この度ペット可の物件に引っ越しをしました。
これに伴い、ある野望をスタートさせることにしました。
それは……
フトアゴ ヒゲトカゲ飼育計画!!!!
前から飼いたいと思っていたのですが、いろいろと環境が許さない状況にありました。
しかししかし、今私は飼育しても問題ない環境に移動が完了しました。
というわけでしばらくはフトアゴ関係の記事が増えると思います。
まずは飼育環境を整えてからなので、実際の生体の購入はまだまだ先になりますがね。
フトアゴ ヒゲトカゲとは
フトアゴ ヒゲトカゲとは、オーストラリア原産のトカゲの仲間です。
最大で50cm程度まで成長します(尻尾含む)
現在では、オーストラリアからの動物の輸入は禁止されているのですが、フトアゴヒゲトカゲの場合、世界各国で繁殖されており、ペットとして非常に人気のある種となっています。品種改良の結果、様々な色や模様のフトアゴを見ることができます。
ペットとしては大きくなりすぎない、人慣れしやすい、身体が丈夫、しぐさがかわいい、そしてある程度飼育方法が確立されているため、爬虫類飼育初心者にもやさしく人気がある種類です。
飼育は大変なのか?
ただし、砂漠地帯に生息する生物なので、日本の気候が合わず、飼育環境を調整して上げる必要があります。
そのため、初期費用が生体のお値段より高くつき、維持費も結構かかります。
とはいえ、調べてみた感じ、犬猫と比べてもそこまで難しいというわけではなさそうだと個人的には思っています。
いや、猫よりは難しいかな……猫は餌と水だけ与えておけば勝手に自分で何とかするからなぁ……
犬よりは多分簡単だと思います。ちゃんと両者とも正しい飼育をすることを前提とした場合の話ではありますが……
飼育ケースの中の環境さえ整えてしまえばあまり手がかからないのが爬虫類全般の特徴ですが、それはフトアゴヒゲトカゲも同様といえるからです。
犬の場合はどうしても躾が必要になりますし、かまってあげないとすぐにストレスをためてしまうし、しつけにしっぱいすると問題行動を起こしたりと結構大変です。
そのあたりを考慮すると、温度管理などに気を付ければ、特別飼育の難しい動物ではないと思います。
お値段はどれくらい?
フトアゴ ヒゲトカゲ自体は安ければ1万円くらいから購入できる場合もあります。ペットショップでは2~3万円くらいで販売されていることが多いです。珍しい色や模様の個体は10万円を超えることもあるようです。
ぶっちゃけ、飼育環境への初期投資費用の方が高くつきます。
飼育ケースが2~3万円、紫外線や保温のための照明器具関係に1~2万円、その他雑費も考えると5万円くらい必要になります。こだわる場合は10万円くらいはかかります。
そして毎月電気代が増えます、ヒーターとかライトとかが必要なので毎月3000円くらいは余分にかかるでしょう。
ちなみに夏場はクーラーも必要です。暖めているのに冷やすという超贅沢環境が必要なのです(笑)
なので、結構覚悟が必要だと思います。
何を食べるのか
これ結構重要な部分です。
フトアゴヒゲトカゲは爬虫類が苦手という人でもかわいいと感じることが多い生き物なのですが、食事が問題です。
彼らの主食は……虫と野菜です。
野菜はみんな大丈夫でしょう……しかし、虫はコオロギとかバッタとかゴキ○リとかです(笑)
私は割と平気ですが、この時点で多くの人を切り捨てることでしょう。
一応、人工フードで飼育することも不可能ではありませんが、結構食べ物の好き嫌いが激しく、体の弱い子供のうちは食いつきのいい生餌に頼らざるを得ないというのが現実です。
また、動画などを見ているとわかるのですが、生餌を食べる時は、明らかに目の輝きが違います(笑)
人工フードを食べてるときと表情が違うんです。彼らに満足感を与えてあげる意味でも生餌は大切なのです。
そういう爬虫類らしくない感情の動きが見える部分が私がフトアゴを飼ってみたいと思った理由だったりします。
ちなみに、野菜については、小松菜、ニンジン、カボチャ、などがよく与えられています。海外サイトだとタンポポなどもよいと書かれていました。
ネギ、玉ねぎ、ほうれん草あたりはNGらしいです。
飼育スペースは?
飼育スペースは、90cm×45cm×45㎝くらいが最適と言われていますが、海外サイトなどでは、もっと広い方がよいと言われることもあります。
部屋で散歩をさせてあげるなら、60cm×45㎝×45㎝でも飼えないことはないらしいです。
ちなみに私は、90cmのメタルラックに収まるように、市販の物よりも若干小さめのものを自作しようとしています。
ホームセンターで現在木材のカットを依頼しており、後日受け取り予定です。
どのような設備が必要か
フトアゴヒゲトカゲは、爬虫類、つまり変温動物です。そのため、身体を外気温に頼って温める必要があります。
そのために、まずはケース全体をいい感じの温度にするための保温器具が必要になります。
さらに、バスキングといわれる日向ぼっこをする習性があり、部分的に40℃以上の高温にする必要もあります。
しかし、全体が暑すぎると熱中症になってしまうので、涼しいエリアも作って上げる必要があります。
なので、まずはケージの片側にバスキングライトと保温球(ヒーター)を設置します。こうすることで、ケース内で温度勾配を作ります。暖凸という爬虫類用の保温器具もありますが、これは全体的に温まってしまうのでフトアゴ向けではないらしいので私は使わない選択をする予定です。
バスキングライトの下には、石やレンガなどを設置して、お腹も温められるようにします。
そして、彼らは紫外線を浴びることでカルシウムの吸収を促す必要があるので、紫外線ライトも必要になります。
これは飼育ケース全体に光が当たるようにします。
あとは、底が冷えないように、パネルヒーターというものを設置します。ペット用の床暖房といったところでしょうか。
そしてシェルターを設置します。隠れ家を作ることで彼らも安心することができます。
また、半樹上性の生き物なので、流木などを入れてあげるとよろこびます。
水はあまり飲みませんが、一応水飲み場も必要です。見てないところで飲んでいるそうです。
そして床材ですが、小さいうちは砂だと誤飲する可能性があるため、ペットシーツやキッチンペーパーなどがよいらしいです。
成長してからなら、砂でも大丈夫らしいですが、クルミなどを砕いた砂など、飲み込んでも消化されるものを使用すると安心です。
先に病院を探すこと
これ、結構忘れがちですが大切です。
犬猫以外の動物は病院を探すのがとても大変だったりします。
特に爬虫類は哺乳類と体の構造が違うので、診ることができる獣医師はかなり限られてきます。
なので、飼育する前に診てくれる病院を探しておきましょう。
ちなみに私の家の近所にはそういう病院はないので、もし病気になったら多分名古屋あたりまで遠征することになります(笑)
一番大切なこと
ここまでいろいろ上げてきましたが、ペットを飼育する上で一番大切なこと……
それは最期までしっかり面倒をみることです。
彼らを迎え入れるということは、彼らの一生を背負うということ、その覚悟は絶対に必要です。
ぶっちゃけ病気になれば購入した時よりも沢山のお金がかかります。
ただかわいいから、というだけで迎え入れると、人も動物も不幸になります。
お迎えするからには、責任をもってお世話をしましょう。
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