【 施工管理 】個人的にあまりおすすめできない仕事シリーズ2

施工管理

 どーも、九重です。

 今回はあまりおすすめできない仕事シリーズの第2弾となります。

 この世の中、転職を考えている人も沢山いらっしゃると思いますので、少しでも参考になればと思います。

 それでは、シリーズ第2弾、ブラック職業の代表格、【施工管理】です。どうぞ!

施工管理 とは

 施工管理とは、工事の現場監督として、工事が円滑に進められるように工事全体を管理するお仕事のことです。

CMとかで、海外の工場を作っています、みたいなのありましたよね。あれも施工管理のお仕事ですね。

 施工管理 の仕事は非常に多く、設計、管理、業者の手配、安全管理、資器材の手配、工事許可の手続きなどなど、多岐にわたります。

施工管理 のつらいところ

その① 残業が非常に多い

 施工管理 は非常に残業が多い仕事です。しかもこの残業はほとんど回避できません。

 それはなぜか、理由は日中は現場を管理して、現場が終わったらそこから事務所仕事が始まるからです。

 次の日の作業に必要な書類、報告書などの作成、変更になったスケジュールの調整、急遽入った作業に必要な資材や業者の手配、新しい現場の見積もり作業など、たくさんやることがあるのです。

 さらに、作業をしている間に、客先からも下請け業者からもガンガン連絡がきます。

 忙しい時期だと全ての作業が終了するのは夜の22時をまわります。会社によっては24時をまわることも……

その② 朝が早い

 出勤時間がやたら早いです。

 8時始業、7時半出勤が平常時、繁忙期は6時半出勤なんかもざらです。

 しかもなぜか早出した分の給料は入っていなかったりすることも……

 ちなみにぎりぎりに出勤すると怒られます(笑)

その③ やることが多い

「残業多くなるのは日中無駄にしてる時間が多いだけ」みたいに思う方もいるかもしれませんが……

 日中は身体があと2つ欲しくなるくらい忙しいです。

 朝一で10件以上の現場用の書類に承認をもらい、大急ぎで火を使う前の立会をして、それが終わったら大急ぎでクレーンの立会をして、そのあとはそれぞれの現場の進み具合をチェックしつつ打ち合わせの参加や今後必要な書類の承認をとってまわり、空いた時間で工場の外に行って破損した部品の補修を外部業者に持ち込み修理を依頼しに行ったり……みたいな感じです。

 身動きとれないタイミングに急いでこっちに来てくれ、って電話が入ることもあります。

 で、到着したらなぜか下請け業者に怒られます。なぜか管理側よりも下請け業者の方が態度でかいことがしばしばあります(笑)

 また、人が足りない時は作業員を手伝ったりすることもあります(本当はやっちゃだめですが)

 実際のところ、やろうと思えば効率化できる部分もありそうですが、古い体質の職場がほとんどなので提案しても大体却下されます。

 そして、作業が終わったら今度はその日の工事が終わったということで書類にサインをもらい夕方17時頃に事務所に戻り、その①の作業を開始します。

その④ 上からも下からも圧が強い

 とにかく上からも下からも圧が強いです。

 客先はキッツい納期を望むし、当然下請けはふざけんな、ってなります。

 そのすり合わせをするのも 施工管理 の役目なのですが……とてもつらい(笑)

 納期厳しくしておきながら、お金はガンガン値切ってくるし、安全管理にもめちゃくちゃうるさく、本来削ってはいけない安全管理費もそんなにかからないでしょ?って感じで値切ろうとしてきます。

 下請けは下請けで言うことを聞かなかったり、安全に作業するための手順を無視したり、突然キレたりと中々のものです。

「クソ客やクソ下請けは切っちゃえばいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが……

 会社の上層部で繋がっているのでぺーぺーにそんな権利はありません。

その⑤ 現場が汚い

 前回の 仕上げ工 と共通する部分ですが、現場が基本汚いです。

 作業服も1日でどろどろになります。

 汚いだけでなく危険も多いです。

 工場は危険がいっぱいです。下手をすると命にかかわることも……

その⑥ ガラが悪い

 客先はそうでもないのですが、下請け業者がとにかくガラが悪いです。

 学生時代はヤンキーみたいな人しかいません。

 下手するとヤクザみたいな人もいます。

 口調は当然めちゃくちゃ荒々しいです。

 すぐに人に暴言をあびせたりもします。

 みんなパチンコとタバコが大好きです。

 また、盗みを働くような人間も混ざってます。

 そんな環境に耐えきれず、鬱になる人多数な世界です。

その⑦ 事故が起きると前科がつく

 自分が監督する工事で事故が発生し、けが人や死人がでれば、業務上過失致死傷罪になり前科が付いてしまうことがあります。

https://www.asahi.com/articles/ASLDP3H3MLDPUTIL00F.html

 どんなに厳しく安全管理をしても、 現場では何が起きるか予測が付きません。

 言う事を聞かない作業員も沢山います。

 無茶な工期を要求する客もいます。

 そんな中で事故が起きれば監督者は書類送検され、最悪の場合懲役くらいます。

 個人的な見解ですが、おそらくニュースとかで書類送検されている監督者って、気の弱い大人しい人じゃないかと思います。

 客先や作業員にゴリ押しされて、強く言えず、言いなりになって、不安全行動による事故発生、という流れではないかと……

 以上が 施工管理 のお仕事がおすすめできない理由です。

 ちなみに給料は一般的なサラリーマンと同等かやや少ないくらいです。

 はっきり言います、割に合いません。

 業界全体が意識改革をしないかぎりは、この仕事はするべきではないと、はっきりと言いたいと思います。

 大手に入っても給料が良くなる以外はそれほど差はありません。

 天下の○○建設系のゼネコン社員でも酷い労働環境で働いている人を見たことがあります。

 就職活動をするときは、この手の仕事には十分に注意してください。

 それでは、今回はこのへんで!

Twitter:九重桜龍 https://twitter.com/asWqw5BNyGDkZX1

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