【 仕上げ工 】個人的にあまりおすすめできない職業シリーズ1
こんにちは、九重です。
今回はちょっと方向性を変えまして、やめておいた方がいいかな?と個人的に感じる職業を紹介していこうと思います。
採用基準としましては、覚悟もない状態で突撃すれば間違いなく病むぞ、という感じとなっております。
それではシリーズ第一弾、 仕上げ工 、いってみましょう!
仕上げ工 とは
仕上げ工 という言葉はあまりなじみのない言葉だと思います。
ほとんど建設用語ですからね。
この仕事は、簡単に言うと、工場などにあるポンプ・モーター・ブロワー・かくはん機などの回転機器を中心とした機械を点検整備するという職業のことです。
100分の1mm単位での調整が要求されることもあるプロフェッショナルです。
製造業にとっては絶対に欠かせないパートナー的な職業です。
学歴は関係なく、実力の世界です。
これだけ聞くとめっちゃかっこいい仕事ですね。
お給料は?
彼らを現場に呼ぶ場合、一日の単価は25000円前後です。20日働けば50万円!?メーカーの整備士なら1日10万の請求がくることも……こう見るとすごい稼げるように見えますが……
じつはめっちゃ中抜きされます……実際に彼らの懐に入るお金は1日10000円前後ではないかと……そこから社会保険料や住民税などをとられますので……ボーナスも貰えない場合が多いですね……
独立できればそれなりに美味しい仕事かもしれませんが、そうすると今度は一人親方という扱いになり、工場で使ってもらう手続きなどを考えるとあまり割に合わないかもしれません。
職場環境は?
あまりよいとは言えません。いや、かなり悪いです。
機械メーカーの正社員などならそれなりの待遇かもしれませんが、大半の仕上げ工は小さな会社の社員さん、もしくは日雇い労働者です。
そして、これは建設業共通の要素なのですが、作業員の人件費は人工(にんく)で計算されます。この人工がだいたい25000円なのですが……
見積もり段階で値切られます。そして、仕事をもらうためにはそれに応じて値下げせざるを得ないこともあります。
当然値下げをしたらどこかを切り詰める必要があるのですが……
だいたい彼らは人数を減らして短い時間で終わらせようとするわけです。
するとアーラ不思議、現場はピリピリ、サービス残業、飛び交う怒号に無知な監督と客先の要求!
カオスが訪れます(笑)
で、この 仕上げ工 、基本的にリーダーさんとそのサポートの新人作業員みたいなペアで行動することが多いのですが……
基本的にリーダーさんの気性が荒いです。「もたもたすんな!もっと丁寧にしろ!それじゃねぇだろ!バカかお前!」こんなセリフが当たり前のように出てきます。
方言が加わるとさらにキツイです。
もうやめて、新人さんのライフはゼロよ!
そして、現場は基本的に汚く、危険も多いです。
高い場所だったり、重い物を扱ったり、直前まで薬品が入っていた容器に入ったり……
薬品なんかは除害といって危険が無いように発注者側が取り除く義務があるのですが、汚い工場だとそれが不十分だったりします。
粉塵なども結構出やすい環境なので、肺の健康にもあまりよくない環境です。
また、契約によっては突発的な機械の故障に対応することもあります。
夜中に呼び出されるケースもあります。そうとうつらいです。
結論
よっぽどフィジカルもメンタルも自信のある人か、この仕事で成り上がりたい、みたいな向上心のある人でないと着いていけません。
私は、以前の職業で彼らと関わる機会が多かったのですが、心が病んでそうな人が結構いました。
そして人の入れ替わりが激しかったです。やっぱり厳しい環境なんでしょうね。
また、学歴関係なくなれる職業なので、元ヤン、いや、現役ヤンキーな人がたくさんいます。
大人しい性格の人がこの職場にいけば、運が悪いとパシリみたいになるかもしれません。
そんなわけで 仕上げ工 は、おすすめ出来ない職業です。
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